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Showing posts from October, 2019

ブログ8

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 治虫手塚さんが1967年に描いた「どろろ」というマンガを紹介したいと思います。戦国時代を舞台にし、どろろという少女と百鬼丸(ひゃっきまる)という男の子の旅の話です。このマンガは少年マンガと言われていますが、とても意味が深くて話が少し暗いので、もっと大人向けだと思います。  醍醐景光(だいごかげみつ)という領主(りょうしゅ)の土地では作物の収穫量(しゅうかくりょう)が少なくなっていて、領民(りょうみん)が困っていました。それで、天下を取って人々を幸せにすることをある寺で48体の魔神像(まじんぞう)に願いました。魔神達はその願いを叶えるのと引き換えに景光のもうすぐ生まれる予定の第一子を生け贄(いけにえ)として捧げる約束をさせました。景光の息子は目や耳や手足を始め、体の48ヶ所の部分が無い奇形(きけい)で生まれました。化け物として見られ、乳母(うば)に川に捨てられました。その赤ちゃんは元武士の医者に拾われ、その見た目から百鬼丸と名ずけました。医者はその子供が生き延びていくために、義手や義足を与え、大きくなってからは義手に剣を付けて、戦い方を教えました。  14歳になった百鬼丸は不思議な声に導かれ、自分の体を取り戻すために48体の魔神を倒す旅に出ることになりました。その間にどろろという孤児(こじ)の少女に出会い、一緒に戦いの旅を続けました。百鬼丸が魔神との戦いに勝ち、体の部分を取り戻していきました。一方、百鬼丸が勝つたびに景光の領地の状態は悪くなっていって いました。  この話は一見、百鬼丸の成長の話のようにも思えますが、手塚治虫の話の深さは百鬼丸一人の犠牲で多くの人達が助かるのが良いのか、または百鬼丸が他人の事よりも自分の命と体を優先して生き延びていくのが良いのかという究極の選択を考えさせられます。もし皆さんが百鬼丸だったらどういう選択をしますか。もし反対に父の景光の立場だったら、領民に救うために自分の子供を犠牲にしますか。

ブログ7

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 僕は小さい頃から毎日忙しかったので、マンガを読む暇(ひま)があまりありませんでした。家にも普通の本しかなくて、マンガは一つしか読んだ事がありません。僕が中学の時にお父さんが日本から「六三四の剣」(むさしのけん)というスポーツ少年マンガを買ってきてくれました。「六三四の剣」は1981年に村上もとかさんに描かれました。主人公の夏木六三四は日本で最強の剣道選手になる目標を目指していました。このマンガを読み始めた時には、僕もアメリカとカナダの一位の座を守っていたので、これを読んで、気合を入れて練習に行っていた事を思い出します。このマンガはテレビアニメとコンピューターゲームの元にもなりました。剣道に興味がある人には楽しいマンガだと思います!

ブログ6

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 僕は日本の社会に興味があるので、今日はこのグラフを使って、日本の出産育児について調べたことを発表したいと思います。このグラフは米国医療機器メーカー「クック・メディカル」の日本法人が2017年に行った、日本女性が子供を産むことについての調査結果を表したものです。  このグラフは日本、アメリカ、フランス、スウェーデンの4カ国で「子どもが欲しい」かという質問に「はい」と答えた女性の割合を表しています。まず、フランスとアメリカが約80%で、次にスウェーデンが約73.5%で、日本が63%となっています。この結果から日本が最も少ないことがわかります。そのため、現在、日本で人口が減っている問題の原因の一部が日本女性の子供に対する考え方であると言えるでしょう。    同じアンケートで「産みたくない理由」というデータがあり、こちらにも興味を持ちました。なぜ日本女性は欧米の女性より子供を欲しくないのかということを少し説明したいと思います。日本人の子供を欲しくないと言う最も多い理由の二つは「子育てをする自信がないから」と「子育てが大変そうに思えるから」でした。面白いのは日本を表す赤い棒と欧米を表す三本の青い棒をグラフで比べると、欧米の女性は日本人の問題点を問題にしていないと言うことです。  まず、この日本人女性の子育てへの自信の無さはどこから来るのかと言うと、日本人の思う理想の母としての「合格点」がかなり高いために、「自分はそこまでできない、そこまでやれる自信がない」と言う思いがあるからのようです。これは、真面目な日本人の国民性もあると思います。 次に、なぜ子育てが大変そうと思われがちなのかと言うと、現代は兄弟が少なかったり、一人っ子で育って、小さい子供に触れないまま成長する人が多いことがあります。また、長時間労働が多い日本人男性が家事や育児を手伝わないのでお母さんが一人で全てをやらなくてはいけないと言う問題があり、「ワンオペ」と言われています。  僕は日本女性の子育てに対しての考えを学び、欧米の女性との違いをとても興味深いと思いました。しかし、僕にはアンケートの「産みたくない理由」の選択肢が一つが足りないのではないかと思いました。「キャリア(仕事)の邪魔になる」と言う選択肢があったら、多くの日本女性がそれを選んだのではないでしょうか。今は男性のようにフルタイ...